出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/クラーケン

1800年代。

船乗りたちに怖れられた伝承があります。

「伝説の怪物クラーケン。深海から現れ、航海中の船を襲い、巨大な触手で掴みかかっては容赦なく船を沈めるのだ」

その伝承が真実か否か、長い間明らかにされませんでしたが、1861年にフランスの戦艦アレクタン号が海面を泳ぐ巨大な生物を発見し、攻撃を仕掛けて見事捕獲に成功しました。

「伝説の怪物クラーケン」と思われたその巨大生物は、のちに「ダイオウイカ」と呼ばれることになるのです。

「大きな体のものは大味が多い」というのが通説ですが、このダイオウイカ、大味どころか、体に蓄えたアンモニア臭が臭ってしょっぱいそうです。

「魚大好きさかなクン」によれば、きっちりとぬめりをとって日本酒で下処理すれば「ものすっギョく美味しい」らしいですが……

さて、日々の食卓にダイオウイカが載る機会はそうそうないでしょうから、ここからは、わが国でもっとも食べられているスルメイカについて語ってみたいと思います。

世界には400種以上もの種類のイカがいますが、日本で消費される半数近くのイカがスルメイカです。

スルメイカ
出典:http://www.umai-aomori.jp/know/zukan/ika.phtml

日本は世界第一のイカ消費国であり、イカ焼きや、イカそうめん、イカリングなどのレシピもたくさんあります。

低カロリーで、ビタミン類(ビタミンE、ビタミンB16、ビタミンB6など)やミネラル類(カリウム、マグネシウム、リン、亜鉛、銅、セレンなど)を豊富に含みますが、脂質や炭水化物は少ないです。

イカにはタウリンが豊富に含まれており、コレステロールを減らす働きも期待できます。

肥満気味の方、ダイエット中の口寂しさを紛らわせる食材としても活用されており、その一例として「スルメダイエット」が挙げられるでしょう。

イカに含まれる糖質はほぼ0なので、糖尿病の方にとっても嬉しい食材です。

 

食材データ

種類:頭足類
旬の季節:春~初夏

主な効能

美容、ダイエット
強心、強肝作用
胆石溶解
血栓症の予防
ガンの予防

 

栄養成分

イカの塩辛イ力は高タンパクで低カロリーの食材です。

タンパク質含有量は100g中におよそ15~16g。

他の魚と比較するとやや少なめですが、たくさんのアミノ酸類(グリシン、アラニン、プロリン、タウリン、リジン、ベタイン等)が含まれています。

旨味成分も多く、一般にイカは消化しがたい食材として認識されていますが、食べてしまえば意外に消化吸収しやすいそうです。

ビタミン類(ビタミンE、ビタミンB16、ビタミンB6など)やミネラル類(カリウム、マグネシウム、リン、亜鉛、銅、セレンなど)も豊富に含まれています。

ミネラル類では、赤血球の形成に不可欠である銅、皮膚粘膜の保護や強壮効果にも効くとされる亜鉛、抗酸化作用やガン予防に働くセレンが含まれ、ビタミン類では、老化防止や血行改善に有効なビタミンEを始めとする多様なビタミンを含んでいます。

イカの皮にはコラーゲンが含まれていますので、美容目的または健康目的に、また肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病にお悩みの方にもお勧めの食材です。

注目すべきは、イカに豊富に含まれるタウリンです。

栄養ドリンクのCM、「タウリンが効く!」でお馴染みのタウリンは、アミノ酸の一種です。

「疲労回復」、「悪玉コレステロールを減らし、サラサラな血液にする」、「高血圧を防ぐ」、「視力回復」などに有効に働きます。

あたりめタウリンは旨味成分も多く含んでおり、スルメイカを姿干しすると付着する白い粉は、タウリンそのものなのです。

また、イカ墨にはリゾチームによる防腐作用や、ムコ多糖(プロテオグリカン)の抗ガン作用があることが、マウスを使った実験で明らかにされています。

漢方の世界では、イカ墨は補血に良く、心臓の痛みを和らげると言われており、粉末にして狭心症患者に用いるそうです。

 

特徴

イカイカは魚類ではなく、貝類です。

とんがっている方がイカの体の後ろであり、眼や口がある頭部が体の前にあたります。

イカの足が、頭部から直かに生えていることから「頭足類」と分類されています。

軟骨とクチバシ以外、ほぼ全身を食用にできます。

欧米ではタコと同じくイカのことも「デビル・フィッシュ」などと呼んで食べるのを気味悪がると言う話ですが、一部地域を除き、一般的にはイカリングなどで気軽に口にしているようです。

日本においては、イカのレシピは非常に多彩です。

エキス分豊富で、「噛めば噛むほど味のある」とは言い得て妙です。

 

種類

ホタルイカ
ホタルイカ

世界中、浅い海から深海までのありとあらゆる場所に分布しています。

およそ450種知られており、その中のおよそ140種が日本近海で分布を確認されています。

種類は、スルメイカ、ジンドウイカ、ベイカ、コウイカなど。

 

レシピ

イカ墨のパスタ

イカ墨をソースに使う、ヴェネチア発端のパスタ。

見た目も真っ黒、食べると舌も真っ黒に。

インパクト大のパスタではあります。

イカ墨のパスタ

 

イカの刺身

購入したイカの刺身が噛みきれないのは、「切る方向が違っていた」か、「店頭に並ぶ前のイカの身に、包丁で予め細かく切れ目を入れていなかった」せいかもしれません。

身が硬い種類のイカは、縦方向に身を切っていくと良いとか。

イカの刺身

 

イカそうめん

イカの身を麺状に細く切り、麺つゆなどでそうめんのように啜って食べます。

水揚げ地の活きの良いイカは、身が透き通っており、噛めば甘味を感じるほどの美味。

いかそうめん
出典:https://item.rakuten.co.jp/kissui/ms02515/

 

イカの姿焼き

その名が示す通り、イカを丸ごとふっくら蒸し焼きにします。

見ごたえも食べごたえも満足な一品です。

イカを焼いているときの醤油の香ばしい香りが食欲をそそります。

イカの姿焼き

 

イカ【烏賊】~タウリンで肥満に喝!糖質ほぼ0で糖尿病の方にも~ まとめ

イカは低カロリー、低脂肪、高タンパク質の食材だということがわかりました。

タウリンは肥満に効き、糖質をほとんど含まないため、糖尿病などの生活習慣病を気にされる方にも良いでしょう。

アニサキス寄生虫の宿主でもありますので、イカの生食(刺身、寿司)を食べる際には気をつけましょう。

イカの内臓は生で食べてはいけません。

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