ミツバチ「ハチミツ」とは、メスの蜜蜂が花の蜜を採集し、巣の中で加工、貯蔵したものです。

ほぼ8割が糖分で構成されています。

ハチミツは栄養価の高い糖類であり、微量のビタミン類やミネラル類も含んでいます。

自然界で最も甘い蜜と言われます。

ミツバチの口器を通して採集されるので、本来は花の蜜には含まれない物質が混入する他、微量の花粉や巣の破片等が含まれています。

それら残留物をろ過した後、容器に詰めて販売しますが、完全にはろ過しきれず、若干の残留物が混在したまま売られています。

蜜源植物により、ハチミツの色や味が異なります。

例を挙げれば、アカシア、ナタネ、レンゲ、クローバー、蕎麦等の花などで、花の種類や地域によっても差異が生じます。

蜜源植物が複数ある場合には、「百花蜜」と呼ばれます。

初め、人類は野生の蜜蜂の巣から危険を冒してハチミツを採集していました。

その後、蜜蜂を飼育して蜂蜜を採集する方法を編み出しました。

エジプトでは約5000年前から養蜂が行なわれており、ハチミツ入りのお菓子やパンも作られていたそうです。

ギリシャ神話には、ミツバチの巣箱を作って養蜂の技術を発明した養蜂の神・アリスタイオスが登場します。

ハチミツに強い殺菌力があることは古来より認識されており、古代ローマの軍隊では、ハチミツに浸した包帯を用いて負傷兵の傷の手当てをしていたそうです。

日本では、江戸時代に入ってようやく養蜂が行なわれるようになりました。

蜜源植物が複数ある場合には「百花蜜」と呼ばれるハチミツですが、天候不良等により植物由来の蜜源から採集がはかどらない場合、蜜蜂はジュースの飲み残しなどからも糖を集めてしまうそうです。

ゴミ箱の空き缶や廃棄物からも採集してきた事例があるそうです。

 

食材データ

種類:糖類
旬の季節:蜜源植物が咲く時期。特殊な蜜源の花の蜜は採集できる時期が決まっている。

主な効能

疲労回復
腸内環境を整える
美肌効果
老化予防

 

栄養成分

蜂の巣糖類を主成分とするハチミツは、ビタミン類、ミネラル類、有機酸、抗酸化作用を持つポリフェノール等が含まれており、とても栄養価の高い食品です。

抗酸化作用とは、活性酸素を除去し、体が酸化するのを防ぐ働きのことです。

体が酸化すると、肌トラブルや病気等の原因になります。

ミネラルでは鉄と銅の成分が高いです。

ハチミツの構成成分の約8割は糖分です。

ブドウ糖、果糖、オリゴ糖などで構成されており、短時間で体内に吸収されます。

エネルギーに変換されるのが早く、脂肪になりにくいのです。

また、白砂糖に比べて食後血糖値の上昇が緩やかになるため、ハチミツは糖尿病の予防にもなると言われています。

ハチミツに含まれるオリゴ糖は腸内で善玉菌の増殖を助けますので、腸内環境が整えられます。

抗菌作用を持ち、潤いを保持するハチミツをパック剤として顔に用いたり、乾燥した唇に薄く塗って肌荒れを予防する利用法も紹介されています。

ハチミツに含まれるポリフェノール等が効果的に働き、体の酸化を防いでくれることで新陳代謝が促されますので、老化予防も期待できます。

 

特徴

はちみつ疲労時の栄養補給や甘味料、パンやお菓子、料理の調味料として幅広く利用されています。

肉料理や魚料理にも利用されるのは、ハチミツに肉を軟らかくする作用や旨味を封じ込める効果、魚の臭みを軽減する効果があるためです。

食用だけではなく、化粧品(ハチミツ石鹸、ハチミツ配合リップクリーム等)としての商品もたくさん販売されています。

ハチミツは長期間保存が可能です。

蜂蜜の結晶化

低温下(5~14℃)に放置しておくと、粒状の結晶ができて白く固まる性質がありますが、結晶化しても品質に問題はありません。

湯せんすれば元の状態に戻すことができます。

ハチミツは、1歳未満の乳児には食べさせてはいけません。

ごく稀にボツリヌス菌の芽胞が混入している場合があり、通常、大人であれば摂取しても体外に排出されますが、赤ちゃんの大腸に入るとボツリヌス菌の毒素が原因で引き起こされる「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。

 

種類

中国、アルゼンチン、トルコ、アメリカなどで生産されています。

ハチミツの種類としては、「レンゲ花ハチミツ」、「アカシア花ハチミツ」、「トチハチミツ」、「みかん花ハチミツ」、「マヌカ花ハチミツ(マヌカハニー)」等の名が挙げられます。

 

レシピ

ハニートースト

1枚のトーストの上にハチミツをたっぷりとかけた甘いパン。

食パン一斤を使う場合もある。

ハチミツ、バターの他、アイスクリームや生クリームを乗せて食べれば、見た目のボリュームも凄いが、非常に高カロリーで大変贅沢なデザートになる。

ハニートースト

 

ハチミツレモン

輪切りにスライスしたレモンを容器に入れ、ハチミツを加えたもの。

運動後に食べれば、糖類とクエン酸が同時補給でき、疲労回復に効果的。

レモネードや紅茶に使っても。

ハチミツはクエン酸との相性が良く、レモンや梅などの食品と食べれば疲労回復に効果的。

はちみつレモン

 

ハチミツ【蜂蜜】~ビタミン類やミネラル類を含む栄養価が高い糖類~ まとめ

「ハチミツ」は自然界で最も甘い蜜と言われ、その8割が糖分で構成されています。

花の蜜を採集した蜜蜂が巣の中で加工、貯蔵することにより、ハチミツができます。

白砂糖に比べ、摂取後の血糖値上昇が緩やかですので、糖尿病予防にも良いと言われています。

甘味は疲労回復に働き、ハチミツに含まれているオリゴ糖が腸内環境を整えます。

美肌や老化予防も期待できます。

ですが、1歳未満の乳児には食べさせてはいけません。

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